令和8年/2026年の窓補助金工事受付開始。

 

 

 

現在も令和7年のご注文を受け付けておりますが、おかげさまで賃貸マンション向け事業（工事）については、ビルサッシ専門事業部を有する当社へのご依頼が殺到しております。すでに令和8年（2026年）のご注文も入り始めており、順番待ちの状況となっております。誠に恐れ入りますが、お早めにお見積もりをご依頼いただけますようお願いいたします。

 

また、住宅建材事業部が担当する「戸建住宅のお客様向け」および「分譲マンション区分所有者様向け」の窓リフォームにつきましては、残りわずか数件の受付枠となりました。こちらについても余裕をもって来年分の工事予約を開始しております。

 

当社には100名を超える専門社員が在籍しており、安心してお任せいただける体制を整えております。

 

 

東京都は2030年までに既存住宅100万戸を断熱化するという大きな目標を掲げています。
これは環境政策の一環であると同時に、都民の健康や快適性、さらにはエネルギーコストの削減に直結する取り組みです。

特に賃貸住宅は入居者の生活満足度と直結するため、断熱改修によって**「選ばれる物件」**へと変わります。
都としても、賃貸住宅オーナーが積極的に取り組めるよう、手厚い助成制度を用意しています。

 

これまで国は「先進的窓リノベ」などを通じて、窓断熱に大きな補助を行ってきました。
しかし関係者によれば、令和8年度は令和7年度より補助額は縮小する見込みです。

それでも「窓断熱」は必ず対象に含まれると予想されており、何らかの補助金が継続する可能性は高いと考えられます。

東京都の2/3補助は引き続き継続するため、国の補助金がどの程度加わるかが注目点です。

 

東京都は、国よりも一歩進んだ強力な助成制度を用意しています。
• 窓改修（内窓設置・サッシ交換）
• 工事費の2/3を助成（上限30万円／戸）
• 国の補助金と併用可能
• 玄関ドア交換
• 工事費の2/3を助成（上限27万円／戸）
• 国からは令和7年度までは助成なし、都のみの支援

これにより、オーナー負担は非常に軽くなります。

 

光熱費削減

国土交通省の試算によれば、昭和55年基準の住宅に内窓を導入した場合、1戸あたり年間約1.6〜2.2万円程度の光熱費削減効果があるとされています。
ただし住宅の広さ、家族人数、使用する冷暖房機器によって差が出ます。

快適性と健康

断熱改修により冬の底冷えや結露が減少。結露対策によるカビ防止はアレルギーや呼吸器疾患リスクの低減にもつながります。

防犯についての現実

ここで誤解してはならないのが、防犯性能です。
「網入りガラス」や通常のフロートガラスは、侵入者にとっては紙同然。強盗なら10秒で破ることが可能です。
本気で防犯を考えるなら、防犯合わせガラスを採用するか、格子・シャッターを設置することが必須です。
なお、防犯窓補助は戸建住宅を対象とするため、賃貸マンションでは基本的に適用されません。

 

2024年4月から国土交通省により、建築物省エネ法に基づく省エネ性能ラベル表示制度が始まりました。
新築住宅や賃貸物件の広告・販売時には、ラベルで省エネ性能を表示することが「努力義務」とされています。

賃貸マンションでも省エネ改修を行った場合、このラベルを活用すれば、物件サイトの広告で**「性能の見える化」**が可能になり、入居希望者への強力なアピールとなります。
今後、このラベル表示が標準化されていくことは確実です。

 

6. ワンルームの具体的な費用例（令和7年度実績）
• 内窓（テラス窓1か所）
• 工事費：195,000円（税別）
• 国補助金：65,000円
• 都助成金：130,000円（工事費の2/3）
• 合計195,000円の補助 → オーナー負担は消費税のみ
• 玄関ドア交換（グレードにより30万～40.5万円程度）
• 国補助金：なし
• 都助成金：最大27万円
• 例：40.5万円のドアなら27万円補助 → 自己負担13.5万円

ワンルーム1戸あたり窓とドアで最大22～24万円相当の補助を受けられる計算です。

 

7. 20戸賃貸マンションのモデル試算
• 内窓工事費（20戸×195,000円）：390万円 → ほぼ全額補助
• ドア交換費（20戸×27万円補助）：540万円 → 最大540万円が還付
• 合計：930万円の補助金が得られる可能性あり

国と東京都がいかに本気で断熱化を進めようとしているかが、この数字からもわかります。

 

8. 今できる準備
• まずは見積もりを作っておくべき。(予算や還付金を把握・すぐに依頼できるよう準備)
• 施工順序（補助金の事前申請→契約→工事）を理解、しっかりじっくり説明します。
• 当社が入居者や管理会社へ説明します。予約制なのでお早めに。
• 窓とドアを断熱化すると同時に他のリフォーム箇所も確認。
• 令和8年も当社に依頼が殺到すると思います。令和8年分はとにかく早めにご予約ください。

 

窓リフォームは「簡単そうに見えて、実は非常に奥が深い分野」です。
当社には建設事業部があり、一級建築士等をはじめ複数の設計・施工管理者が在籍していますが、建築のプロである彼らでさえ「窓改修」の詳細知見を備えていません。
だからこそ、サッシ事業部の設計・施工管理者が裏方として支える体制が不可欠です。

具体的には、次のような技術判断・設計要素が必要です：
• 内窓であっても、窓枠の形状やカーテンボックス・壁構造との兼ね合いで、どのように枠を加工して取り付けるかの設計判断が必要
• カバー工法（既存枠に被せる工法）では、断熱性だけでなく耐風圧性能・気密性・水密性の要件をクリアする必要
• 階数や高さ、周囲風圧の強さによって、耐風設計が変わる
• 同一マンション内でも、防火仕様や防火区画扱いの窓、あるいは一定の規制がかかる窓などが混在することがあるため、それらを識別して適切な仕様を選ぶ必要
• ガラス種類（複層ガラス、Low-E、真空ガラス、合わせガラス、遮熱タイプなど）の選定、枠材・樹脂インサート・中間ガス封入、枠形状との整合、施工時耐久性設計など、多岐にわたる判断が必要

こうした判断は、汎用リフォーム店や一般的な建築業者では難しく、将来の不具合やメンテナンス負担を招きかねません。

そのため、サッシ専門事業者を主体とした設計・施工体制を選ぶことが、安全性・品質・アフター管理を見据えた合理的な選択です。

当社はLIXIL正規代理店として、積算・設計CADシステムを導入し、当社設計チームとLIXILの海外設計チームが協業しています。
また、サッシ専門の施工管理者や技術者が約50名在籍しており、複雑な窓仕様にも確実に対応できる体制を整えています。
設計／実測班から施工部隊までを自社で揃えた事業者は極めて珍しく、安心してお任せいただけます。

 

まとめ：令和8年度は「国＋東京都の二重補助」で差をつける
• 国の補助は令和7年度より縮小が予測されるが、窓断熱は必ず対象に残る
• 東京都の2/3補助は継続 → 実質負担は極めて軽い
• ワンルームでも窓はほぼ全額、ドアは最大27万円の補助
• 20戸マンションなら930万円規模の補助金も
• 住宅性能ラベル表示が始まり、入居者への訴求力はさらに高まる
• 窓改修は専門性が高く、サッシ専門事業者＋LIXIL正規代理店の体制でこそ本領を発揮する

窓断熱は「環境対策」だけでなく、オーナーにとっての空室対策と資産防衛そのものです。
補助金を賢く使い、「選ばれる賃貸物件」への一歩を今踏み出しましょう。

 

2026年(令和8年)先進的窓リノベがどのような事業名になり、そして窓リフォーム、ドアリフォームに、度のクラインペン補助額が付くのか、期待しましょう！